■□■ 『災害補償』表紙写真館 ■□■


筑波山

(茨城県)

 表紙は、山肌の色が、朝は藍、昼は緑、夕は紫と、一日に幾度も表情を変えることから“紫峰”と呼ばれている筑波山の写真です。

 筑波山は、男体山、女体山の二峰を持つことから、生産のシンボル、神の住む山として、古くから多くの人々に愛され、信仰されてきました。「西の富士、東の筑波」と並び称されてきた優美な姿は、多くの歌人を魅了し、「万葉集」や「小倉百人一首」などに数多く歌われています。山内は長い間神域として保護されてきましたので、学術的にも珍しい植物や昆虫、野鳥も数多く、関東平野に残る貴重な“自然の宝庫”となっています。

 また、日本で第二位の大きさを誇る霞ヶ浦は、帆引き船という伝統文化が今もなお残されています。帆引き船は明治13年にシラウオ漁を目的に考案されました。その後はワカサギ漁にも使われ、昭和42年にトロール船に取ってかわるまでの間、霞ヶ浦漁業を支え続けました。帆引き船は凧の原理を応用したもので、巨大な帆を張り、風の力を受けて、船を横流しすることで水中の網を引く漁法です。それまでの漁法と違い、少人数での漁が可能になり、霞ヶ浦の風物詩となるほどに盛んになりました。後にいったんは姿を消した帆引き船ですが、その雄大で美しい姿と貴重な文化遺産であることから、観光帆引き船として復活しました。青い空と湖面に真っ白な帆を映しながら進む様はとても美しく、訪れる人を楽しませてくれます。

 
【2017年7月号 茨城県支部】


地方公務員災害補償基金が発行している、『災害補償』の表紙を飾る支部からの写真を、冊子の発行にあわせてご紹介していきます。






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